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ランディングページ(LP)とは何か?LPの特徴や目的を解説!
こんにちは。神戸市の広告代理店ほっと広告のライティングチームです。
本記事ではランディングページ(通称:LP)について、その特徴や目的、メリット・デメリットについて解説しています。ランディングページの反響を最大化する上で欠かせない100個のチェックリストもご用意していますので、お役立てください。
この記事の目次
そもそもランディングページとは
ランディングページとは「Landing page=着地するページ」という意味で、広義的には検索結果やWEB広告を経由して、ユーザーが最初にたどり着くWEBページのことを指します。
つまり、ユーザーが最初に訪問するページのことをランディングページと言い、ホームページのトップページだろうと、ブログ記事だろうと、ユーザーが最初にたどり着けば、それがランディングページになります。
しかし、主にWEBマーケティングで「ランディングページ」という言葉を使用する際は「集客用のWEBページ」「広告用のWEB ページ」のことを指し、「LP」と略称で呼ばれることもあります。
WEB集客を成功させる上でとても重要なツールで、「問い合わせ」や「申込」「購入」など、ユーザーのアクションを誘導することに特化したWEBページにすることが多く、大抵の場合は縦長でつくられた1枚もののレイアウトになっています。
ここで重要なことは、ランディングページとは、ユーザーに何らかのアクションを起こさせるために特化したWEBページであるということです。
ここでのアクションとは、以下のようなものが挙げられます。
- 商品の注文やお問い合わせ
- サービスの申し込みや予約
- 無料体験や会員登録などの申し込み
- 見積もりや資料請求
- 求人募集への申し込み
- カタログや商品資料のダウンロード
…etc
※これらのアクションをひとつの指標とし、「コンバージョン(CV)」と呼ぶこともあります
ランディングページの特徴
それでは、ランディングページの特徴を具体的にみていきましょう。
縦長のレイアウトである
ランディングページの大きな特徴のひとつはレイアウトにあります。多くのランディングページは縦長のレイアウトになっており、スクロールしていくだけですべての情報を見ることができます。
リンクが少ない
多くのランディングページではリンクの数が少ないです。特に外部サイトへのリンクは皆無で、リンクがあるとすれば、お問合せや会員登録などのフォームくらいのランディングページが多いです。
デザインに制限がない
ホームページと異なり、ページが1枚しかないランディングページは、他のページとの統一感を気にする必要がないのでデザインに制限がなく、自由度の高いサイトデザインが可能です。
広告を前提としているケースが多い
ランディングページの多くは自然検索からのユーザー流入ではなく、広告を前提としています。そもそもランディングページの構造上、ページ数が皆無なためSEOは期待できません。
ランディングページとホームページの違い
特徴はわかったけど、ホームページではできないことなの?ホームページを充実させればいいんじゃないの?という疑問があります。そこでランディングページとホームページのおおまかな違いを見てみましょう。
目的の違い
ホームページは一般的に様々なユーザーが訪れることを前提にしています。そのため、より多くのユーザーの訪問意図に応えられるよう、様々な情報を提供することが目的です。そのため、達成したい目的も複数あり、より幅広い目的で作成されるケースが多いでしょう。
たとえば、
- 商品の詳細を知りたいユーザー ▶︎ 商品情報ページ
- 資料請求したいユーザー ▶︎ 資料請求ページ
- 会社の場所を把握したいユーザー ▶︎ 会社情報ページ
など、それぞれのユーザーの複数の要望に応えるページづくりが必要です。
一方、ランディングページの目的はただひとつ、「ユーザーのアクションを得ること」です。先ほど例で挙げたような「購入」や「申込」などの特定のアクションをしてもらうことに目的を絞り、情報を1つのページに集約しています。
ホームページの目的はあらゆるユーザーを想定し、情報提供を行うこと。ランディングページの目的はユーザーに特定のアクションを起こさせることです。
構造・ページ数の違い
ホームページとランディングページでは目的が異なるため、その構造やページ数にも違いがあります。ホームページは複数のユーザーの意図に答えるため、複数のページとリンクで成り立っていることが多いです。
一方、ランディングページはターゲットとなるユーザーを絞り、1つの事柄について情報を展開するため、縦長の1ページにまとめられることが多いです。
ホームページではなく、ランディングページに誘導する理由
- 広告の設計次第で、流入してくるユーザのニーズを把握できるので、それら特定のユーザに最適化しやすい(ホームページではいろいろなユーザが流入してきてしまうため、浅く広くの作りになってしまいがち)
- 特定のユーザが求めている情報を1ページに集約でき、リンク先も少ないため、ページ遷移の際の離脱が少ない
- 特定のユーザに対してサイトを最適化するよりも、ランディングページを制作する方が安い
基本的に、ランディングページはリスティング広告やディスプレイ広告などを経由してユーザーを流入させることを前提としているので、特定のユーザーに最適化した内容にしやすいです。広告をクリックしてくれている時点で、そのユーザーはある程度、見込みのあるユーザーだからです。
これは対面の接客でも同様ですが、お客様のニーズがよくわからない状態で接客するよりも、ある程度ニーズが特定されているお客様のほうが、そのニーズに応じた接客ができます。「〇〇の広告を見てきたんですけど〜」というお客様がどのような商品が欲しいと思って来店したのかが分かる分、最初の「探り」が多少は省けますよね。つまり、ランディングページは、特定のユーザーにマッチした接客ができるセールス用のページなのです。
ランディングページのメリット
ユーザーが知りたい情報を1枚のページにまとめられる
BtoC商材の場合、70〜80%のユーザーがスマートフォンからページを閲覧してるケースがほとんどです。スマートフォンで情報を得ようとする場合、画面サイズが小さいためパソコンで閲覧する際のような一覧性は皆無です。そのため、ページをまたぐことなく、上から下にスクロールするだけで欲しい情報が得られるWEBサイトのほうが利便性が高く感じます。
また、パソコンでの閲覧のように複数のタブを開いておくことはあまりありません。そのこともあり、できる限り1つのページで詳しい情報がまとまっているページを好みます。、ランディングページであれば通常のホームページと異なり1枚のページにできる限り詳しく情報を掲載するのでスマートフォンの閲覧に適していると言えるでしょう。
理想的な順番でユーザーに情報を伝えられる
1ページで完結し、他のページに遷移しないランディングページでは、ユーザーはページを上から下にスクロールするだけの動きとなります。そのため、上から下に見せたい情報を掲載することで、理想的な順番でユーザーに情報を伝えることができます。対面での接客の際も話す順番がポイントとなるように、ランディングページは営業トークのようなものなのです。
特定のユーザーに最適化しやすいため訴求力が高い
「あの人も、この人も」とさまざまな人を意識してしまうと、情報が分散されてしまいます。しかし、ランディングページは前述したように、ターゲットとなるユーザーを明確にした上で1枚のページに情報を掲載します。ホームページのように他のページを意識しなくとも構わないので、特定のユーザーに向けて最適化した情報を掲載できます。そのユーザーにだけ響く内容にすることができるので、より訴求力の高いものにすることができます。
リンクが少ないため離脱が少ない
リンクの数が多いと、それだけ離脱するポイントが多くなります。多くのランディングページではリンクがほぼないため、ページと閉じられない限りは別のページに移動され、離脱されてしまうことはありません。
デザインに制限がないため訴求力が高い
ホームページの記事投稿などで記事を書く場合、テキストや画像を配置することは可能です。しかし、インパクトのあるデザインをページ全体に施すことは難しいことが多いです。その点、ランディングページは単一のページに集中できるため、デザインに制限はありません。そのため、チラシのようなインパクトのあるビジュアルにすることも可能で、より訴求力の高いデザインにすることも可能です。
ランディングページのデメリット
検索エンジン(自然検索)での上位表示は期待できない
前述のように、ランディングページは広告を前提としています。その構造上、SEOはそもそも期待できないこともあり、広告をストップすればページへの流入も止まってしまうことがほとんどです。
制作コストがかかる
先に触れたように、ランディングページはホームページとは異なり、他のページのデザインを気にしなくても構いません。一方で、1から新しくページを制作するため、ホームページに同じようなレイアウトのページを1枚追加するのとは異なり、デザインやページを0から構築するコストがかかります。
制作に手間がかかる
重複しますが、多くの場合、ランディングページは1から新しくページを制作します。そのため、ホームページに1ページ追加する場合に比べ、コスト以外にも納期が長くかかる傾向にあります。
直帰率が高い
直帰率はユーザーが1ページしか閲覧せずに離脱する確率のことです。これは当然と言えば当然ですが、基本的に1ページしかないため、直帰率はどうしても高くなります。直帰率が高い場合、SEOに影響するケースも出てくるのですが、ランディングページでは広告を前提としているため、そこまで大きなデメリットではないでしょう。
LPを上手く活用できる企業の特徴
具体的に売りたい商品やサービスが特定されている
ランディングページを効果的に活用できる企業は、その目的が明確になっていることが多いです。一方で、ランディングページをどれだけ一生懸命に運用しても成果が出にくい企業は、複数の目的を詰め込んでしまっている場合が多いです。
基本的にランディングページは1つの商品やサービスの訴求が得意です。ランディングページに限らずWEB上ではこちらから説明することはできず、商品説明などの理解はユーザーに任せる他ありません。その状況下で商品が複数提示されると、ユーザーは判断が難しくなってしまいます。
「同じ商品のグレード違い」や「オプションの提示」であれば問題ないのですが、「あの商品も、この商品も」
となると、何を買っていいのかの判断が一気に難しくなります。できる限りひとつの目的に絞りましょう。
具体的なターゲットが決まっている
よく成果が出ているランディングページでは、具体的なターゲットが決まっています。
年齢や性別などの絞り込みはもちろん、ニーズや心理状況、置かれている状況など、その商品やサービスを使う必然性のあるターゲットに絞り込み、内容や訴求を整理しています。
LP制作の際の注意点・失敗例
ターゲットが定まっていない
「できるだけ多くの人に買ってもらいたい!」というように。ターゲットが定まっていない場合、どうしても訴求内容が最大公約数的なものになります。
たとえば、「シミに効果的な化粧品」を訴求するLPで「お肌にお悩みのある方へ」と表現するなどが最大公約数的な訴求です。
この場合、「30代以降、気づけば増えてしまうシミに効果的です!」などと訴求したほうが刺さりやすいのですが、「できるだけ多くに人に」という思考ではこのような表現はできません。
ベネフィットが訴求できていない
こちらも多くある失敗ですが、商品の機能や特徴を訴求するものの、ベネフィットが訴求できていないケースです。
ベネフィットとは日本語では「便益」などと訳され、その商品やサービスがユーザーにとってどのような良いことを提供できるかを示すものがベネフィットです。
車でたとえると、「燃費が30km/ℓ」です!は機能的な訴求ですが、この表現では車の選定において燃費のことをずっと気にかけてきたような人にしか刺さりません。
「燃費が30km/ℓ」だったらどんな良いことがあるのか?を示す必要があります。たとえば、「ガソリン給油が月に1回で済む」や「月に1回、ランチを豪華にできる」など、ターゲットのベネフィットとなる表現に言い換えてあげる必要があります。
効果的なLPを作成するために
業種や商材によって多少の違いはありますが、ランディングページを効果的に作成するには、ある程度ルールがあります。そのルールを100のチェックリストという形式で資料にしております。
無料でダウンロード可能ですので、よろしければご活用ください。
また、ほっと広告では、毎月限定5社で無料集客相談を行っております。効果的なランディングページの作成についてもご相談いただけますので、お気軽にご活用ください。