考え方・視点 -Way of think-

SEOに高い費用をかけていたが思うような成果が出ない。続けるべきか?

  • #WEBマーケティング戦略

「検索エンジンで上位に表示されれば、費用をかけずにアクセスが入ってくる」

「1度検索エンジンから集客できるようになれば、あとは努力しなくても安定して集客できる」

 

こんなイメージから、SEOは最も効果的なWEB集客の方法として、特別視されがちです。

 

また、広告は出来る限り使わずに自然と検索エンジン経由で売上があがるほうがよいという風潮もあります。果たして、本当にそうなのでしょうか。

 

 

SEOは万能ではない

 

ホームページへユーザーがアクセスする手段は、大きく分けると以下の4つ。

 

  • 検索エンジン経由
  • WEB広告経由
  • SNS経由
  • ほかのサイトからのリンク経由

 

一般的には検索エンジン経由でのアクセスがメインなので、「WEB集客の基本はSEO」という意見も多くあります。

 

たしかに、検索エンジン経由のアクセスは、広告とは違い、目に見える費用が発生しないこともあり、「お金をかけずにホームページから勝手に問い合わせが来る」という魔法のような集客施策というイメージを抱く方さえいらっしゃいます。

 

しかし、SEOが無条件に最も費用対効果がよいかというと、決してそうではありません。

 

コスト以外にも着目すると、むしろ広告やソーシャルメディア経由などのほうが優れている部分も多いのです。

 

「お金をかけずにホームページから勝手に問い合わせが来る」これは、ホームページのすばらしいポイントの1つとして、よく聞くお話です。

 

広告をかけずに集客できるなんて、事業を営む側にとっては夢のようなものなので、検索エンジンからの集客を「WEB集客のゴール」と捉えているケースも散見されます。

 

しかし、検索エンジン経由のアクセス獲得は、目に見える形で費用が発生しないだけで、無料ではありません。

 

 

SEOにかかる「コスト」

 

SEOでのアクセス獲得施策には、次のような弱点もあります。

  • 特に立ち上げの段階で、効果が出るまで時間がかかる(最低6ヶ月ほど)
  • Googleのめまぐるしい変化に対応していかなければならない
  • コンテンツ作成のノウハウ習得に時間が必要
  • 集客したいキーワードの切り替え/追加など戦術の変更に時間がかかる

 

それに対してWBE広告は、以下のようなメリットがあります。

 

  • 予算をかければ、狙ったキーワードの1位表示をほぼ確実に獲得できる
  • 出稿キーワードや掲載面、ターゲティング方式や予算などをすぐに切り替えられるなど、すばやい戦術の変更ができる
  • 検索エンジン経由では出せない場所にも出稿できる
  • どの広告システムでも、出稿はかんたんな場合が多く、また、検索エンジンに比べて変化が少なく、変更内容も情報がきちんと公開される。

 

もちろん、検索エンジン経由には強みもたくさんありますし、WEB広告にも弱点はたくさんあります。「どちらが優れているか」でなく、成果を出すために大切なことは、投資対効果ですべてを考えることです。

 

商品やサービスに対する販促費用をきちんと定め、そのなかで最大限の反響を得る手段を考えましょう。極論ですが、すべてのアクセスをWEB広告経由でまかなっていても、その結果として許容範囲のコスト内で狙った成果が出せればよいのです。

 

 

SEOとWEB広告経由のアクセスは、お互いをカバーできるように

 

特に新しくホームページやサービスサイトを立ち上げる段階では、どんどんWEB広告を使ったほうが成果が出るケースが多いです。ホームページはアクセスされて初めて、改善点が見えてきますから、一刻も早くアクセスを集めることはとても重要です。

 

WEB広告は出稿したら即日~2日でWEB上に反映されるので、迅速にアクセスを集めることができます。

 

一方で検索エンジンからのアクセスだけに頼っていると、どれだけ待っても改善できるデータが集まりません。

 

また、WEB広告では検索順位を上げるための工数も削減できるため、どのようなコンテンツがお客さんに受けるのか、比較テストして調べることもできます。たとえば、WEB広告経由でさまざまなキーワードで集客し、ある程度アクセス数を確保できるようになると、どんなキーワードを狙うと問い合わせや予約につながりやすいのかが見えてきます。

 

その段階になってようやく、そのキーワードでのSEOに注力をするのです。そこで成果がで始めてから、広告の割合を減らすことで、全体的な予算を削減していけるのです。

 

つまり、

  • 施策開始直後:WEB広告でアクセスを集め、改善点を洗い出す
  • 施策開始中盤:改善点を中心に、より問い合わせや予約につながるようコンテンツを磨く
  • 施策開始後半:SEOでアクセスを稼げるようになったらWEB広告の予算を少しずつ減らしてく

 

このように、SEOとWEB広告のお互いの弱点をカバーできるよう中長期的な施策がベストプラクティスでしょう。

 

そのため、SEOだけに執着するのではなく、どのようにユーザーを獲得すれば、自社の売上が最大化されるのか?この視点からあくまで「手段のひとつ」としてSEOやWEB広告、SNSマーケティングなどを検討してみてください。

 

ほっと広告では、毎月限定5社で無料集客相談を行っております。WEBマーケティングに関することなら些細なことでもご相談いただけますので、お気軽にご利用ください。