コンテンツContent

紙媒体とWEB媒体の違い -効果的な訴求について-

2020-09-28

紙媒体とWEB媒体の特性

販促手法を考える際に「紙媒体とWEB媒体どっちがいいの?」という議論になることもあります。WEBにはWEBにしかできない良さ、紙には紙にしかできない良さがあります。どちらが優れているかではなく、自社の訴求したい商材や内容を考え「どちらが適しているか」を検討することが大切です。

 

 

 

そのため、ここでは紙媒体とWEB媒体、それぞれの特性を見ていきましょう。

 

 

 

ユーザーの注意力

情報を発信するうえで「ユーザーがどれくらい注意して見てくれるのか?」という要素は大切です。伝えたい想いが強いあまりに、長々と文章を綴ってしまうことも多々あるでしょう。

 

「ユーザーの注意力」という側面では、チラシやDMなどの紙媒体のほうに軍配があがりそうです。なぜなら、チラシやDMには誌面に限りがあり、情報が限定的になるからです。紙媒体の多くは、掲載面の限定性があるがゆえに、訴求する内容を絞る必要があるため、ユーザーにとってはわかりやすいメッセージを作成することに苦慮します。そのため、一瞬でユーザーの目に留めてもらう工夫が凝らされていることが多いのです。

 

また、紙媒体においては、物理的にユーザーの肉体を通じて訴求するため、手に取られている瞬間は他の情報に触れることはできません。1枚のチラシを見ている際には、競合のチラシは割って入ることはできません。

 

一方、WEBサイトでは容易にブラウザバック(前のページに戻ること)ができますし、他のアプリからの通知も割り込んできます。そのため、特にスマートフォンで閲覧されているWEBページでのユーザーの行動は散漫になりがちです。

 

WEB媒体は、紙媒体に比べて情報をたくさん詰め込める反面、興味関心を引き付けておく工夫が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

情報の一覧性

 

WEBと紙でよく比較されるのが「情報の一覧性」です。

 

「情報の一覧性」とは、ページをパッと見渡してどこにどのような情報があるかを見つけることができるかどうか、ということです。

 

たとえば、新聞などは一覧性が高いため、まずは見出しを追いかけてから見たい情報があるかどうかを選ぶことができるため、一覧性が高いと言えるでしょう。

 

チラシやDM、パンフレットなどの紙媒体は一般的に一覧性が高く、

 

 

一方、WEB媒体では目次でアンカーリンクをつけるなどの工夫はあるものの、見えている範囲はパソコンやスマートフォンの画面に縛られます。そのため、インターネットで情報を探している際にも「あれ、あの情報はどの辺にあったかな?」と行ったり来たりする羽目になります。

 

そのため、狭いテーマに絞って情報を伝える際は紙媒体に軍配があがりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報の検索性

 

「情報の検索性」とは、欲しい情報を検索できるか?ということです。

 

これはWEBに軍配があがります。多くのWEBサイトでは「検索窓」が設置されていますし、「Ctrl」キーを押しながら「F」キーのコマンドで簡単に検索することができます。紙媒体ではこの利便性には勝てないでしょう。

 

一方で紙媒体には「一覧性」がありますので、商談時の営業ツールなどでは「パッと見てどこに何があるかわかる」ことが優先されるため、リアルなコミュニケーションの場で瞬時に情報を共有したい際は、紙媒体のほうが有利かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

情報の信頼性

 

「情報の信頼性」については賛否ありますが、紙媒体のほうがまだ高いと言えるでしょう。

 

これは、世代や媒体そのものの信頼性にもよりますが、高齢の方の中には「印刷された情報を信頼する」という方も少なくありません。また、新聞折込チラシなどは新聞そのものの信頼性が高いため、ポスティングなどで配布されたチラシよりも信頼性は高くなります。

 

WEBでの情報発信においては、「WEB=無料で情報発信しているため適当な情報が多い」というインターネット創成期からの懸念を持ち続けている方も多くいらっしゃいます。

 

確かに、一部の情報発信者は広告費を稼ぐために、不確実な情報を大量に発信しているケースもあるにはあります。しかし実際は、WEBできっちりと情報発信されている方は、記事を書くために情報収集・分析をした上で情報に誤りがないよう、有意義な情報になるよう、とても時間をかけています。また、Googleが検索結果に出す情報の精度が高くなっているため、より信頼性の高い情報が検索結果の上位に表示されやすくなっています。

 

 

そのため、WEBでの情報発信においても、若年層を中心にその内容を疑わないことも多くなってきました。媒体側もきっちりと情報源(ソース)を明記したり、より丁寧な説明を施すことができるため、信頼できる情報は多くあります。

 

 

 

いずれにしても情報の信頼性については、ユーザー側のリテラシーの問題もあるため、一概には言えないものの、やはり実際の紙に印刷された情報を信頼したくなる心理は一般的なものだと思います。

 

資格の認定証などが、いまだに紙で授与されることなどもやはり紙の信頼性の高さが物語っているのでしょう。

 

(この場合は偽造されにくいことが信頼性に繋がっています)

 

 

 

 

 

 

情報量

 

「情報量」についてはすでに言及しているように、圧倒的にWEBでの情報発信に軍配があがります。ある意味、WEBでの情報発信は無限に可能です。本や冊子などは別にして、チラシなどと比べた時の情報量には雲泥の差があります。

 

加えて、動画にするとその情報量は何倍にもなります。何千字も書き連ねるよりも、15秒の動画にしたほうが伝わることも多いです。

 

 

WEBでの情報発信はその情報量が多い分、伝える順番やまとめる順番が難しいため、情報発信の難易度は高くなります。

 

 

 

 

 

 

 

情報の質感

 

「情報の質感」とは紙の手触りなど、物理的な感覚に訴える質感があるかということです。

 

紙媒体では、実際に紙に触るため、当然ながらこの質感に優れています。箔押しなどの技術を使えばその「デコボコ感」も物理的に訴えることのできる武器になり得ます。そのため、発信側も紙の厚みや光沢、手触りなどを吟味して情報を発信します。

 

たとえば「大安売りセール!」などを訴求する場合は少し薄めで藁半紙のような紙にすると「体感的にも」そのセールの安さを訴えることもできるでしょう。

 

一方、WEBでは動画や3Dアニメーションなどで表現することで、紙では伝えることのできない「音」や「奥行き」などを伝えることが可能になります。昨今はVRやARのような表現技法もあるので、よりリアルに近い質感を伝えることが可能になっています。

 

とは言え、紙媒体の触感に訴えることはWEBではできないことであり、この「質感」を生かした表現は紙媒体の最大の強みでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

情報の主体性

 

「情報の主体性」とは、発信者がユーザーに対して主体的に情報を送ることができるのかどうか、ということです。

 

紙媒体では、折込チラシやDMなど、ある種強制的に送ることができるため、より主体的な訴求方法といえます。そのため、潜在的なニーズを持った人々に対して、強引に目に触れさせ、ニーズ喚起をするようなことも可能になります。

 

一方、WEBでの訴求は基本的に「待ち」です。

 

なぜなら、どのWEBサイトも「検索」をされ、さらに「クリック」されなければ、ユーザーの目に触れることはできないからです。もちろんディスプレイ広告や動画広告のようにある意味強制的に配信することも可能です。しかしながら、みなさんも経験済かもしれませんが、WEB広告をクリックするという行為は、興味があっても結構ハードルが高いものです。

 

このため、紙媒体での訴求は「どこに送るか?」が議論されることが多い一方で、WEBでの訴求はいかに「来てもらうか?」を必死で考える必要があります。

 

 

※WEB広告は、ターゲティングの精度が非常に高くなっているため、よりニーズがありそうなユーザーに配信できるようになっています。そのため、本当に心底興味のないユーザーに強制的に配信するようなケースは減っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報の質

 

「情報の質」とは、発信する情報の持つ性質が「一般的な内容」か「ニッチな内容か」というものです。

 

紙媒体は不特定多数かつユーザーの好む・好まないに限らず、その目に触れる可能性があるため、より一般的な内容にせざるを得ません。

 

これはターゲティングの精度の問題でもあります。たとえば、折込チラシやポスティングチラシで「車の購入に興味がある30代の男性」をピンポイントに狙うことは至難の業です。チラシでは、おおまかなターゲティングでエリアを絞るしかないため、不特定多数への訴求となります。このため、仮にチラシに「30代の男性に選ばれています!」などと記載してしまうと、それ以外のユーザーにとっては「捨てチラシ」になってしまう可能性が高いのです。

 

 

一方、WEBでの訴求はユーザーが自ら検索して欲する情報ですので、より専門的でニッチな情報が好まれます。WEB広告であってもターゲティングの精度が高いため、「車の購入に興味がある30代の男性」をより高い精度で狙うことができます。さらには、WEB広告の多くはクリック課金性を用いていることが多いため、クリックされない限りは費用が発生しません。そのため、いわゆる「無駄打ち」が少なく済むこともメリットのひとつです。

 

 

 

 

 

 

得意な情報

 

性質上、WEBと紙媒体では得意な情報が異なります。

 

紙媒体では情報量に限りがあるため、すべての情報を網羅的に掲載することはできません。一方で、発信者が能動的に訴求することができるメリットを持っているため、その限られた情報の中で「ユーザーの次のアクション」を促すことに向いていると言えるでしょう。

 

ニーズが潜在的なユーザーにも「最近、身体が重たくないですか?」というように、問いかけることでニーズを喚起することに長けています。

 

(WEBでも広告を用いればこの訴求は可能ですが…)

 

 

WEBでの情報発信は、より多くの情報を掲載できること、ユーザーが自ら検索すること、「答え」を求めているユーザーにコンテンツという形で「答えを提供する」ことが得意です。

 

ある意味、GoogleやYahoo!自体が大きなQ&Aサイトのようなものなので、ユーザーが検索する時は、その検索キーワードに対する答えを欲しがっているのです。つまり、ある程度すでにニーズは醸成されているので、そのニーズに答える、という質の情報が必要なのです。

 

そのため、WEBでの情報発信は「2ヶ月で体重が10kg減った画期的な方法」などの「痩せるための答え」を掲載するのです。

 

 

 

 

 

 

 

地域

 

地域については様々な考え方があります。

 

WEBでの訴求は、神戸で発信しようと東京で発信しようと、全国の誰でも閲覧することができます。その情報の拡散性においてはWEBに勝る訴求方法はないでしょう。しかし、商材やサービスによっては地域を限定できるほうが好ましいものもあります。

 

地元に根ざしたスーパーなどでは、特定の限られた地域にだけ情報を伝えることができれば良いでしょう。また、地域限定でのセールや特典などは他地域にお住まいのユーザーにはあまり見られたくない情報かもしれません。

 

その意味では、地域を明確に限定できる折込チラシやポスティングチラシ、郵送先をこちらで選定できるDMなどは有利でしょう。

 

もちろん、WEB広告を用いたLPでの訴求であれば、WEBでの情報発信であっても地域を限定して配信することが可能です。しかし、Googleにそのページをインデックスさせるのであれば、誰も彼も見ることができる可能性はあります。

 

また、地域を限定した訴求を行うのであれば、場合によってはその地域一体にポスティングでチラシを配布したほうがコストパフォーマンスが良いケースもあります。

 

このように、明確に地域を限定した訴求を行いたい!という理由があれば、紙媒体のほうに軍配があがりそうです。

 

 

「限定された地域において、短期間でより多くの人にアピールしたい」というようなケースでは紙媒体のほうが優れているでしょう。

 

 

ただ、WEB広告を用いる場合は、地域を限定させることもできるので「WEB=全国」というわけではありません。WEBでの施策でもエリアマーケティングが可能なものも多くあります。

 

いずれかの手法にこだわるのではなく、目的に応じて使い分けたいですね。

 

 

 

 

 

まとめ

 

以上、紙媒体とWEB媒体、それぞれの特性を様々な側面からみていきました。

 

冒頭で申し上げたように、「どちらが優れているか」ではなく、自社の訴求したい商材や内容にとって「どちらが適しているか」を検討することが大切です。以下のまとめを参考に、自社の商材はどちらが適しているのか検討してみてください。

 

 

 

 

 

 

弊社、ほっと広告は兵庫県神戸市の広告代理店です。中小企業を中心に20年販促支援実績と1,000社以上の取引先実績があります。チラシやフライヤーなどのオフライン集客は創業当初より専門としてきました。2010年頃より本格的にWEBサイト制作やWEB広告などのオンライン集客の支援を行なっています。

 

特に地域密着型の店舗集客においては1,000社以上のお付き合いの中で、経験に基づくノウハウをベースとした集客戦略を提供しています。

 

具体的な手法が明確になっている方も、どこから手を付ければいいのか模索中の方も、手法の提案ではない、1社1社の課題に応じたオーダーメイドの課題解決策を提供いたします。

 

 

「うちの会社の商品はどちらが適しているのだろうか?」

 

「紙媒体ではどのような訴求内容にすればいいのだろうか?」

 

「WEBでの情報発信はどのようにすればいいのだろうか?」

 

 

など、疑問点があれば、無料出張アドバイスを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

記事一覧へ戻る